出産前からはじまっている育児のストレス

子育てのストレス子育ては、周囲から見て非常に微笑ましい光景でもあります。しかし、確かにそういう面がたくさんあるにしても、中にはストレスと言わざることも多数存在します。状況を複雑にしている要因とも言えるのではないでしょうか。

出産前のからはじまる育児のストレス

子育ては、出産前からはじまっていると考えると、その一連の流れをつかみやすいのではないかと思います。昨今、産婦人科に臨床心理士が配置されることもことも増えており、本来的に出産がいかに大きなイベントであるかを物語っているかのように感じます。

出産前から、子育てに臨む母親には多くの変化が訪れ、徐々に子育てへ向けての準備がはじまっていきます。産婦人科への定期的な受診や、仕事をしていれば産休に入る準備もあり、お酒やたばこも止めることになります。

何より、大きな子供を身ごもっているわけですから、歩いたり、階段を上ることも大変でありまし。そして、出産や子育てのために勉強することもあったりします。物を揃えなければいけないということもあるでしょう。

そして、いつ出産の時がやってくるのか、正確なことは誰にもわからないという不安もあるのではないでしょうか。

一人で過ごす時間

また、これは現代的な特徴と言えそうですが、妊娠から出産を待つ間、一人で過ごす時間がかなり多いという点が挙げられないでしょうか。

いつ生まれるかわからないときに、一人というのは非常に心細いように感じます。

現代社会では、多くの家庭が核家族です。そして、見知らぬ土地で旦那さんとアパートに二人ぐらしという家庭は非常に多いと思います。中には、母親が遠方から期間限定で出張のようにして手伝いに来る家庭もあるのではないでしょうか。しかし、様々な理由の中、現実的にそれが不可能もご家庭も多いと思います。

高齢化ということもあり、父母に腰痛などあるような場合には、近場とはいえ、頻繁に来てもらうことは気の毒に感じられるような場合も実際増えているでしょう。祖父母が30歳の時に自身が産まれ、自身が32,3歳で出産したならば、両親は60代に入るわけです。幼稚園ぐらいまではそれほどとは感じなくとも、小学校中高学年くらいになると、70代に入ります。

場合によっては、育児や子育てと同時に、介護の必要性が生じる場合すらあるでしょう。最近の60代、70代は非常に若くなったとは言えどもです。そして、もう一つ、両親と子育てに対する考えが合わず口を出されるなどという悩みも浮上する可能性があります。

出産

そして、出産が終ると、しばらくして自宅へ戻ることになります。(出産そのものににまつわることも多くあります。病院での在り方について怒られた経験のある旦那さんは多いのではないでしょうか。)生まれたばかりの子供と共に過ごす時間はどのようなものになるのでしょう。

子供を守ることに必死な姿が想像されます。

3ヶ月

3ヶ月くらいすると、首が座りはじめ、生まれたころとは比較にならない程しっかりと、またずっしりとしてきます。

ですが、だからといって目を離して良いわけではなく、もし旦那さんと二人暮らしで子育てをするならば多くの場合、特に日中は奥さんが付きっきりで子育てに臨むことになります。

出産は終えたと言っても、まだまだ子供と母親は離れる時間は少ないわけです。

どんなことが育児ストレスに

さて、このように子供とは一体感を持ちながら子育ては進んでいくわけですが、そこにはどんなストレスが生じるものでしょうか。女性の視点から想像して述べると、子育ては、出産の延長上にあるように感じられるくらい、母子一体であるように思えます。

子供がいかに可愛く、愛おしい存在だとしても、朝から晩までずっと一緒にいることはどこか窮屈な感覚を感じざるを得ないでしょう。ようするに、生活が子供中心に動き出すことになるわけです。早く寝て欲しいと感じることもあるのだと思います。

夜中に起きる、寝付かない

子供との距離はほぼ24時間一体的と言って過言ではないでしょう。夜中に何度も起きることもあれば、朝の起床が非常に早くなることもあるかと思えば、なかなか寝付かないということもあるでしょう。

その他部屋中の安全に気を配ったり、授乳や入浴など、目まぐるしい日々が続きます。育児不安とか育児ストレスなどという言葉もあるくらいです。

子供にはいつも温かく、穏やかに接するのが親のつとめ・・・

子供には穏やかに接することが求められるというところまでは納得がいくにしても、とは言っても、ずっと人は穏やかでばかりいられるものでしょうか。

しかし、世間の目を気にすると、なんとか自分の気持ちを押し込めてやりくりしてしまおうとする意識が働くのかもしれません。ここにもストレスとなりそうな要因が存在しているように感じられてきます。

 

働きたい、早めに働かなければならない

子育てにまつわることで、もう一つ重要なことに、経済的な事情が挙げられます。働きにできる場合、子供を産んでからも働きたいという意欲がもちろん挙げられますが、経済的に夫婦共働きでないと、生活が成り立たないという場合もあるでしょう。

保育園や幼稚園に入るまで、と考えてもすぐにということではありません。また、待機児童という言葉もあり、まずは受け入れ可能な機関を探さなくてはなりません。現代社会は、だいたいにして核家族化ですので、子育てを引き受ける存在は、ほぼ母親と考えられます。

この際の心境は夫婦ともに、非常に複雑な感じがします。男性側にしても、出産後こんなに早く働いて健康面は大丈夫だろうかという、働かせてしまう自分への罪悪感をお感じになる方もいれば、お母さん側としては、働くためとはいえ、子供を預けざるを得ないという罪悪感を伴うということもあるのではないでしょうか。

また、何かの報道で、結婚や出産後も働きたいと考える女性が増えているというデータを目にしましたが、自分自身の職業人としての歩みを進めたいという思いが、混ざっていても不思議ではありません。

→関連して、改めて仕事に復帰する主婦の不安もご参照下さい。

 

夫の態度

出産に関係して、男性にはなんの生理的変化は起きません。伸び伸びとしている夫を見ている奥さんの心境は内心穏やかではないのかもしれません。

たばこやお酒を止めているのに、自分ばかりはどこかで煙草を吸って来たりと、一緒に我慢をしてほしいというくらいの気持ちがあるのではないでしょうか。

また、衛生面でも、出産後には非常に気をつかうところだと思いますが、旦那さんが手洗いやうがいを怠っていたら、非常に気になってくると思います。

つまりイライラしてくると思います。このイライラはストレスとも関係はありそうですが、子供をしっかり守ろうとする表れと言う方が正確のように感じられます。

 

子育てのカウンセリングにまつわることもご参照下さい。