学会へ参加・所属し専門性の向上に努める

学会参加カウンセラーは、その専門性の向上に努めるわけですが、その方法の一つに学会へ所属することが挙げられます。

学会では、各種研修会が企画されることもあり、学会員であればその研修を受講することができます。臨床心理士の場合は、所定の研修に参加することが義務になっています。

例えば、日本心理臨床学会に所属している臨床心理士は非常に多くなっています。

また臨床心理士の場合は学会に加え、多くの場合、日本臨床心理士会にも所属することになります。そして、活動する都道府県単位で臨床心理士会がありますので、東京都臨床心理士会などにも入会することになります(義務ではありませんが)。

都道府県の臨床心理士会をご参照下さい。

このように所属していると、研修の案内が来たり、学会開催がいつなのかという情報が集まります。もちろん情報化された時代ですので、ホームページを参照すればそこにも掲載されていることが多数あります。

これは臨床心理士に限ったことではなく、病院の医師や看護師達も同様の組織が背景にあり、〇〇市医師会や、〇〇市看護協会などに所属しているものなのでしょう。

日々の活動に加えこのようなことに参加する意義は、やはり訓練の性質がそこにあるからという点ではないでしょうか。またそこで得たことは日々のカウンセリングの中へ還元できることが望まれます。

心理臨床学会とは

さて、先ほども登場しましたが、日本心理臨床学会は、カウンセリングないしは臨床心理学等の領域にに関係する学会の中で、最も大きな学会と言って良いと思います。さらに言えば、心理学関係の学会の中でさえも、最も巨大な学会です。

2014年の段階で、会員数は2万6千人を超えています。

臨床心理学は心理学の1分野であるとされますが、これほどに規模が拡大しています。日本心理臨床学会の沿革は、1982年のことになりますが、右肩上がりにその会員数を増やしてきました。

臨床心理士と最も関係の深い学会であることから、臨床心理士の養成大学院の増加と比例するように会員数が増えたと考えられます。

臨床心理士の人数も、この10年の間に1万人以上増えたのではないでしょうか。

心理学と臨床心理学であれば、一般には心理学の方が浸透していると思います。

わざわざ臨床心理学という言葉を使う人も少ないでしょう。大学の講義でも臨床心理学の講義を受講する人はかなり少数なのではないでしょうか。一方心理学は、理工系の学生も文学系の学生も履修する機会が多いでしょう。

このように考えると、臨床心理学からカウンセリングを連想する人よりも、心理学という言葉からカウンセリングを連想する人の方が多いことになりそうです。

大学では何を学ばれたのですか?と尋ねられ、「心理学です」と答えると、ああカウンセリングとかですか。という反応が返ってくるのです。しかし、心理学では記憶や学習などの研究がなされることが多いのです。