うまく話せそうにないので、メモを渡そうと思うのですが・・・

カウンセリングで、自分の話がうまく伝わるだろうか?という不安は多くの人が抱くと思います。

どこから話をして良いものか、途中で忘れてしまわないだろうかと、多くのことに気を使つかうことと思います。非常に緊張されている可能性も高いと思っています。

メモを持参されたいお気持ちも理解を念頭に

当然、メモを準備することも一つの方法だと思います。

カウンセリングでメモを出すメモにもいろいろな使い方があると思います。一つには、非常に長い文章に細かくまとめていく方式、見出しを箇条書きにする方式、自分だけにわかるように単語を並べる方式など、人によって作成するメモは異なります。

カウンセラーによってはどのようにメモを受け取るかわからないというのが実際のところです。

あくまで一カウンセラーの意見としては、メモをご準備いただくことはしていただいて良いと考えています。しかし、メモに書かれた内容は、カウンセリングの場で改めてお伺いしたいとも思います。

カウンセラーがソワソワ

また、カウンセリングには、時間に限りがあるため、メモを読むことにどのくらい時間を使って良いものか、わからない場合があります。

この点は、カウンセリングを進める上で大事なことと考えています。メモを読む最中、ずっと沈黙では、どこか居心地が悪い思いをしまわないだろうか、とか、書かれている意味をしっかり理解できているだろうか、今どのくらいの時間が経っただろうか・・・などと、カウンセラー自身の気持ちもソワソワしている可能性があります。

少なくとも、そのメモによって、どのようなことが理解されれば、お越しいただいた内容に添えるのか、この点は確認しながら進めて行きたいと考えています。

情報ではなく、体験そのものに意味がある

カウンセリングは「情報」のやり取りの場、というよりは、カウンセリングの体験そのものに意義があるとも考えています。情報という言葉自体、実際のカウンセリングにはそぐわない表現です。

今、ここ

時にカウンセリングの特徴を説明する際、「今ここ」という表現を用いるくらいです。

メモの文面からだけでは計り知れない心情があると思います。このような話は大事にお伺いしたいと思っています。もちろん、語りのペースは人それぞれですから、順番にやっていければいいのではないでしょうか。

早く話を進めなければという焦りを抱いている方もいらっしゃるかもしれませんが、大事なお話ですから、カウンセラーとしてもしっかり理解していきたいと思っています。

つまり、お話を大事にお伺いするためにも、文面だけを読んでカウンセラーがわかったようなつもりになって話を一方的に進め、適当で的外れなことを言ってしまう展開は避けたいと思っています。

それではメモを取る場合は?

最後に、話は少し別な内容になりますが、メモに関連して触れておきたいことがあります。

ご相談にお見えになられる方の中には、カウンセリングの内容をメモしようかどうか迷う場合があると思います。

つまり、カウンセラーが発言したことを忘れないうちにメモして、自宅に帰ってから思い出そうとしたりする場合です。

この点は、カウンセリングのスタイルも関係してくると思います。メモすることが適したカウンセリングのスタイルもあると思います。例えば、いわゆる宿題が出るカウンセリングもあります。

何かの資料を用いて進めるカウンセリングも存在します。もしかしたらメモが必要になるでしょう。

当オフィスの場合は、「今、ここ」でも触れたように、体験そのものを重視しているため、メモを取るようにお願いすることは基本的にありません。ただ、メモを取りたいと思った時には、それは何かの意味を含んでいる可能性があるとは考えています。

因みに、カウンセラーがメモを取るのは、基本的に初回のカウンセリングのみにしています。その際にも、なるべくメモに意識を奪われないようにしているつもりです。

関連して、カウンセリングの受け方のページも参考になると思います。

→合わせて、カウンセリングで何を話していいかわかりませんもご参照下さい。