カウンセリングの風景

カウンセリングの方法

2020年12月21日 投稿者: counselingtibaarea オフ

心理援助の方法として心理カウンセリングは行われます。その方法は多様で一つの形ではありません。簡単にではありますが、カウンセリング・心理援助の方法や考えについて幅広い観点からまとめています。

カウンセリングの方法は数多く存在する

ロバートハーパーによれば200種類以上もあるとされた。現在では400を超えるとも言われている。

B さん
200って・・・。どうしていいかわかりませんね。カウンセラーの人は、全部勉強してるんでしょうか?
カウンセラー
全部に精通した人はいないと思います。たくさんアプローチ法が生まれた背景には、やはり人間には多様性があるということだと思います
  • 参考サイト:(日本臨床心理士会のホームページでもより全般的な形で諸技法を紹介しています。

フォーカシング

フォーカシングはユージンジェンドリンによります。

箱庭療法

カルフおばさんの家から帰ってくると生き生きして見えるのはなぜ?をご参照下さい。

内観療法

日本オリジナルの心理療法の一つに数えられます

臨床動作法

臨床動作法:成瀬悟策氏によって創始された方法です。こちらも日本オリジナルです。体験様式に注目します。

認知行動療法

認知の仕方に注目する方法と考えています。

EMDR

日本でも学会が創設されました。

漸進的筋弛緩法

エドモンド・ジェイコブソンによるメソッドです。

森田療法

こちらも日本オリジナルの方法として数えられます。

システムズ・アプローチ

家族療法の一種です。

自律訓練法

自律訓練法はドイツのシュルツ博士考案です。

ソリューション・フォーカスト・アプローチ

ソリューション・フォーカスト・アプローチでは、解決に向けた質問を繰り返すなどのやり取りが、解決につながることもあります。未来へ焦点を当てた発想です。

ナラティブアプローチ

ナラティブ・アプローチ

催眠療法

日本では成瀬悟策氏が、世界的にはミルトン・エリクソンが著名です。

来談者中心アプローチ

お話になられることを傾聴していく中で、考えが整理されたり、新たな視点にお気づきになるなどのことが起き、そうしたことが問題の解決につながることがあります。カール・ロジャーズもご参照下さい。

プレイセラピー

プレイセラピーは子供を対象とする面接でよくとられる形式のセラピーです。

その他、相談の形式による方法

その他の方法として電話相談やメール、WEB相談を挙げておく

臨床心理学を背景に持ち、技法単体で用いられるとは限らない

臨床心理学という学問を背景にもって、来談者中心アプローチや、ソリューション・フォーカスト・アプローチなどを学んでいるわけですが、「このご相談内容」には「このアプローチが良い」という発想だけでは、なかなか馴染みにくいと考えています。

方法と書きましたが、独立して技法のようにそれを用いるとは限らず、またカウンセリングは手順通りに進められるものではなく、カウンセラーは様々な視点を抱きつつ、総合して、目の前で語られることをお伺いしていきます。

進め方

基本的には1対1の対話を通して展開されていきます。

60分ないし、50分という時間の中で、ご相談にお見えになった方の、話を伺っていきます。時にカウンセラーは質問をしたり、カウンセラーが理解したことを伝え返したりもします。

 

関連ページ:初めてのカウンセリングもご参照下さい。

アドバイスを求める場、というような通常相談とも異なる

カウンセラーから、そのことについての見方をコメントする場合もあります。アドバイスがないとがっかりされる方もいるかと思います。

カウンセリングの時間とはいかなるものか

カウンセリングの方法について触れる際、最も重要なことですが、カウンセリングがどんな時間なのかという点が、他の相談や指導、コンサル等の違いと言えると思います。(他の相談を否定するものではありません)→臨床心理士と精神科医の違いの一つは視点にある?もご参照下さい。

基本的に、カウンセラーが元から準備している考え方や情報等をお伝えするものではなく、その人の語りを最大限尊重しようとする時間です。

また非常に独特な時間でもあり、非日常性を説明する場合もあります。そして、この時間は徹底的に安全性の確保された時空間であることが求められます。この点については、カウンセリングは自由にして保護された安全な空を目指すをご参照下さい

まとめと疑問

このように、カウンセラーは、言語以外の援助手段を学んでいることがあります。 では、言語によるカウンセリングと、体へのアプローチによるものとでは、何か違いがでるのでしょうか?

別項でも述べたかもしれませんが、本質的には同じものであると考えれば、違いは少ないでしょう。通常のカウンセリングと同様、時間を決めたり、ある一定の枠組みの中で行うという原則は変わりません。

しかし、方法は全く異なりますので、見た目や毎回のセッションの様子は違うと言えるでしょう。 あまり単純化はできませんが、言語向きの相談もあれば、体へのアプローチ向きの相談もあると言っていいと思います。

どの援助手段を採用するかは、よく相談してお決めいただくことは大事だと考えています。 また、どのちらの援助手段を用いるにしても、体への注目は、抜きにできないのではないでしょうか。言語面接においても、「腑に落ちる」などという表現が象徴するように、体レベルでの変化が起きていると言えないでしょうか。