カウンセリングの効果

カウンセリングに関する大きな疑問の一つに、カウンセリングを行うとどうなるのか?というものがあると思います。これは、いわゆる効果に該当する疑問です。

(ここでは便宜上効果という表現を用いますが、医療行為を行うものではありませんし、何らかの疾患に対する効果という意味でもありません。)

もう少し言えば、カウンセリングはどのように行われ、その結果何が起きるのかということです。この点について、ここでは触れたいと思います。あるカウンセラーの場合というぐらいにお考えください。カウンセラーにより考え方の違いがあります。

カウンセリングの効果とは

たんぽぽまず、カウンセリングを行う環境について述べると、カウンセリングは、基本的にカウンセラーとクライエントの1対1で行われます。

部屋は、どこでも良いわけではなく、基本的には専用のカウンセリングルーム(面接室)の中で行われます。

そして、カウンセリングの時間はあらかじめ決まっています。例えば、60分で1回のカウンセリングが行われます。

初回カウンセリングと、2回目以降のカウンセリングで様子が異なることがありますが、1回目からカウンセリングは始まっている場合があります。ここでは、1回目からはじまっている場合とお考えください。(初回では、面接をはじめる前に、多少の住所記入や、カウンセリングに関する説明などがあるでしょう。)

このような構造の中で、カウンセリングは開始されていきます。

何が行われているのか

まず、多くの場合カウンセリングは言語を媒介にして行われます。そして、その言語による方法にもいくつか種類があります。例えば、ロジャーズのカウンセリング、ソリューション・フォーカスト・アプローチ、ナラティブ・アプローチなど、名称も様々です。逆に動作法などは、ほとんど言語を用いません。言語面接の場合、カウンセラーは、あまり口数が多くはありません。時に、質問を挟むこともあります。詳しくはカウンセリングの方法と下記をご参照下さい。

その後に何が起きるのか

面接中に起きることと、面接後におきることを分けて記述します。

  • 面接中におきること

面接中には、クライエントは、日常の価値観から離脱し、自分自身の自由な語りを展開していきます。(面接中は、大小ありますが、このようなことが起きてきます。)

そして、カウンセラーの質問などを受けながら、自分の進みたい方向性を明確にしていきます。つまり、クライエントはそもそも、自分の中に、その問題について、どのようにしていきたいかということを何となく意識しています。しかし、それはまだはっきりとはしていない状態でカウンセリングに訪れます。

この曖昧な感覚が、カウンセリングを経て、明確になっていくことがあります。

面接後に、クライエントは日常生活に戻っていきます。そこでは、様々な人との交流や、生活の中で様々な体験が起きます。それらの体験を経る中で、日常生活がより本人にとって望ましいと考える方向に進んでいきます。(バラ色の人生という意味ではありません。)

少し、具体的に言えば、例えば、職場の人間関係に悩んでいた人が、ある人と距離を取り始めるとか、笑ってやり過ごすなどの変化が生じてきます。つまり、ここにはカウンセリングの中で、本人が、あの人と深く付き合いたくないということを意識化したことも関係してくるわけです。

自分の気持ちを明確にしたことで、その人との付き合い方に変化が生じたとも言えるでしょう。これは、カウンセリングの時間が直接的に影響するというよりは、カウンセリング後の日常生活を通してと言った方がより適切でしょう。

何が変化したのかという疑問への答えとしては、我々は「体験様式」が変わると応えることにしています。

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