安全な場所

カウンセリングにおいて非常に重視されることの一つには、カウンセリングの場・時間の安全性が挙げられると思います。

これは単にプライバシーを守るというだけでなく、あらゆる面で安全であることが望まれると考えています。安全であることが、カウンセリングの進展を生む大きな要素になるのではないでしょうか。

別な機会にも、安全性について触れていますが、ここではまた別な角度からこの点に触れたいと思います。

カウンセリングは繊細な営み

まず、なぜ安全性をそれほどまでに重視するかと言えば、カウンセリングそのものが非常に繊細な営みである点を挙げたいと思います。

カウンセリングは原則1対1で、カウンセリングルーム(面接室)の中で時間を決めて行われます。この際、カウンセラー、クライエントともに、カウンセリングに対する集中力は高まっているものです。

もし、カウンセリング中のを絵にすることができるなら、集中の表れとして煙が立ち込めるような場面を描くかもしれません。それほどに意識の使い方は日常と異なっていると思います。

クライエントは、大きな思い切りをして来談なさるわけですから、カウンセラーも真剣にその時間を使おうとする意識が働きます。

相談に集中していると、部屋の温度も忘れるほどではないでしょうか。しかしながら、電話がなったり、突然の訪問があったりすれば、この集中は中断させられてしまうものです。そのぐらいの繊細な営みであると考えています。

そのため、完全予約制でお約束するわけです。予約の時間は、その人のためだけの時間として確保しています。

安全性とは何か

安全性上記の中にも、完全予約制のように、安全性を確保することと関連したものが含まれています。その他にはどのようなことが挙げられるでしょうか。

 

特定の価値観や考え方からの離脱

カウンセラーが考え方を押し付けない態度はカウンセリングの基本として知られています。どのような方向の話題も、カウンセラーは聞く耳を持っていることも安全性を支える要素でしょう。

予め時間が決まっている

時間が50分と決められていることも安全性を支えていると考えています。とにかくたくさん話す事だけがカウンセリングでは良しとされるものではありません。

時間一杯一つのことをお話になることも自由であれば、複数の話題に少しずつ時間を使うという話し方も自由です。

カウンセラーが現実生活上で無関係の人物であること

社会においては利害関係がほぼ常時発生します。人と会えば、一言目は、「お世話になております」などの文言になることが多いものです。何の利害関係もなく会える人物は日常生活上には案外少ないものだと思います。

まだまだ、何点もあると思いますが、別な機会に話題にしたいと思います。

カウンセリングは自由にして安全な空間もご参照下さい。