例外の発見

解決志向アプローチについて少し触れたことがありますが、今回のテーマは、解決志向に関係する内容です。

そもそも解決志向という言葉は、多く、ソリューション・フォーカスト・アプローチの分野で使用されます。それほど多くの人が学んでいるわけではありませんが、カウンセリングを学ぶ人が触れる考え方やアプローチ方法の一つに挙げられます。

そして、ソリューション・フォーカスト・アプローチでは特徴的な質問の方法があるのです。

スキルと言えば、スキルなのですが、態度・発想という方が実際的なカウンセリング場面に合致していると思います。

今回は、例外の発見ということをキーワードに書いてみたいと思います。

例外の発見とは、うまくいっている状況を探す事

もしかしたら、例外的にその悩みが出現しないことがあるかもしれません。それは聞いてみないことにはわからないのですが、悩んでいる当人はあまり意識してもいないことだと思いますので、かなり意外な質問をされたという印象を受けるでしょう。

いつも遅刻してしまう人

遅刻した人具体的な例を挙げれば、「いつも遅刻」してしまうという悩みがあったとします。(フィクションです)例えば、何かの悩みがあると、毎回、必ずその悩みは出現し、決して解決されたことなど一度もないのでしょうか。

ご本人としては、遅刻してはいけないとお考えでしょうから、遅刻に悩んでいるわけなのですが、もしかしたら、毎日遅刻しているとは限らないわけです。

  • 特徴的な質問の仕方

そんなときに、<ところで、間に合うときもあるのですか?>と質問してみることができるでしょう。

つまり、この質問をすることによって、遅刻しなかった時の状況を伺うことができ、そこには既に一部解決に向かうヒントがあると感じます。

「遅刻は、10日に一回位の割合ですね。そういえば。それ以外はなんとか間に合ってます」

と、このようなことが述べられる可能性もあります。

ここまで話が進むと、<では、遅刻しないときはどうやってるのですか?>と、もう少しつっこんだ質問をすることができるわけです。

どういう展開になるかはわかりませんが、「前の晩風呂に入って良く眠ると目覚めが違うんですよねー」とお話になられるかもしれないわけです。

ここまで話が進むと、前の晩風呂に入ってみる方がいいなどという、対策のようなものが生まれてきます。

果たしてこれが役に立つかどうかはわかりませんが、負担にならないようであれば、お風呂に入る時間なども大事にしていただけるようにお伝えすることも可能でしょう。

ご本人が納得していたり、腑に落ちた感じがあったならばうまくいくかもしれません。

ですが、ご本人が、「そんなことでは・・・」と感じていたならば逆に負担になって、その人の生活リズムを益々壊してしまいかねません。

解決志向とは解決方法を押し付けることではないわけです。

解決志向では、こんな風にして話を進めて行くことがあるわけです。

→合わせて、成功の責任を追及する質問もご参照下さい。