パニック障害

我々は日常生活の中でも、「パニックになった」という表現を使うことがある。しかし、パニック障害(panic disorder)における、日常生活上で用いているパニックは異なるものである。

日常生活上のパニックと表現は、ひどく混乱し、取り乱す、といったようなニュアンスである。

パニック障害とは、1980年に登場した病名である。パニック発作が主な症状であり、それは突然に激しい不安に襲われ、動悸・息苦しさ・頻脈・過呼吸などを覚え、死の恐怖を感じるといった状態になることである。その他、手足のしびれやめまい感を覚えることもある。このように我々が日常的に使う「パニック」とは異なっている。

一般的には、時間の経過(数分から長くとも1時間程度)と共にパニック発作は収まっていくものとされている。このような発作が高頻度に起き、日常生活に支障をきたすものをパニック障害という。

また、パニック発作を体験すると、また発作が起こるのではないかという不安が残ることがあり、電車に乗れないなどの困難に繋がることもある。

パニック発作を体験した際には、体の症状が多く体験されることもあって、精神科や心療内科の他に、まず救急外来や一般の身体科を受診する人も多くなる。