
リワークプログラム
2019年3月17日はじめに述べておくと、当オフィスでは、リワークプログラムを行っているわけではありません。
復職をテーマとするカウンセリングの方を行う場合があります。
病院で行われるリワークプログラムと当オフィスで行っている心理カウンセリングは別な事とお考えいただくと区別がつきやすと思います。当オフィスの場合は、復職のカウンセリングはどう進める?の頁をご参照下さい。
このページは、リワークプログラムを概観する内容です。
リワークプログラムのはじまり
別な記事でも触れていますが、リワークという言葉を、ここ10年くらいの間に頻繁に耳にするようになりました。専門家の間でも、一般メディアからもその機会は増えている印象です。
実際に、リワークに取り組み始めた病院が増え始めたのは、2000年代後半頃からだったのではないでしょうか。現在では、全国的に、リワークプログラムを行うメンタルクリニックや病院が見受けられます。
リワークに注目が集まった背景
復職に関するテーマの一つに、復職後の職場定着が挙げられると思います。なんらかの不調により、休職をしたとき、休養や治療で回復したら、医学上は終了と言えるかもしれませんが、元通りに働くこととそれは必ずしも一致しなかったようです。
もちろん、個別の診療の中では、復職後のことまで見据えた話し合いが行われるものですが、それがプログラム化されているところまでは、病院内のシステムとしてなかったわけです。
例えば、復職後は朝早くに起きて出勤することになります。ある日急に、早くの出勤をすることは、それまで休職していた方にとっては大きな負担となることが想像されます。そのため、休職中にでも、段階的に復帰の準備ができれば、復職後の負担軽減や定着につながると考えられるわけです。
プログラムの内容
実際に、リワークプログラムは、どのようなことを行うのでしょう。スタッフはどんな人たちで構成されるのでしょう?
- スタッフ
まず、リワークに関わるスタッフには、医師の他、精神保健福祉士、看護師、作業療法士、臨床心理士などが挙げられます。
- 内容
時間割が決まっており、それぞれにプログラムが組まれているという形式が多い印象です。例えば、パソコンに触れる時間を午後の数時間、グーループワークの時間を週2回などという風に、いくつものプログラムがあります。中には運動やリラクセーションを取り入れている場所もあります。
まとめ
以上、非常に簡易的にではありますが、リワークプログラムを概観しました。プログラムと言うぐらいですから、機関によって違いはあるにしても、事前にだいたいどのようなことを行う場所なのか見当をつけることができる性質のものだと思います。
心理カウンセリングの場合は、プログラム化しておりませんので(当オフィスの場合)、不明な点が多いとお感じになられるかもしれません。もしカウンセリングをご希望の場合は、よくご検討していただきたいと思っています。