就職

人生の中で、働くことはやはり大きな位置づけとなることでしょう。

以前も紹介したように、フロイトは人生とは何かと質問された際に、働くことと愛すること、と答えたというエピソードが残っています。※諸説あるようです。

学校を卒業した後には、卒業というライフイベントが多くの場合経験されます。そして、その前には、就職活動があります。

就職は大きな転機か

就職ということに触れる前に、就職活動について述べたいと思います。

就職活動現在、就職活動は以前とはだいぶ違う様相となっています。電車に乗っていても、スーツ姿の学生をよく見かけます。確認できるわけはないのですが、どうやら皆就職活動帰りだったり、どこかの企業に向かう途中のようでした。

半世紀前の就職活動がどのようなものであったかはわかりませんが、現代の就職活動では、スマートフォンなど駆使しながら行われているようです。求人情報も、スマートフォンなどで入手することが一般的なようです。

先方からの電話

新卒の就職活動でなくとも、例えばハローワークの求人も現代ではインターネットで自宅から閲覧できるのです。

多くの企業を受けてみる人、最小限に絞っている人、内定が得られず気力を失っている人、早めに決まって余裕を感じている人、などなど、就職活動越しに多くのストーリーが見えてきそうです。

就職をライフイベントと考えたいところですが、就職と就職活動では、二つのライフイベントに分けて考えてよいと感じます。もちろん、広い意味で就職という言葉を使っても良いと思いますが、就職活動は強調させて良いのではないでしょうか。

インフルエンザをライフイベントとすれば、就職活動も大きなインパクトをもつイベントです。ライフイベントと性質は異なるかもしれませんが、また自分の人生を考える一つのきっかけとなることは多々あるでしょう。

関連:昨今では就活うつなどという言葉も聞かれるようになりました。「

就職活動でうつ病に?

就職と環境の変化

就職活動を終えたあとの心境も人それぞれだと思います。

全てが順調に進んでいると感じている人もいれば、不本意な就職だったと感じている人、もうやめることや転職を考えている人、振り返る間もなく新しい環境に圧倒されている人、ここでも在り方はそれぞれです。

就職したばかりの人に尋ねてみたいことでもありますが、就職の動機も人によって重きを置くポイントが異なるでしょう。

良いとか悪いという話ではなく、仕事そのものにやりがいを覚える人もいれば、ひとまずの安定感を得るという目標が達成されたと捉えている人もいるのだと思います。そのため、就職を迎えた時点で同じような体験をしているとは限らないと思います。もちろん、職場環境に慣れることに精いっぱいになるとか、新しい出会いが多いとか、共通することは多いでしょう。

しかしもっと人生や生き方に関わる根本的なところでは、時間差があったり、順番が異なったりするものと思います。また分岐の仕方によっては人によっては体験しないことや考えもしないこともあるでしょう。

例えば、猛烈に就職に向けて数年間力を入れてきた人にとっては、就職後の生活が空虚に感じられ、自分の生き方を模索しようとするきっかけになるかもしれませんし、リアリティショックのように猛烈に働くことを望んでいた人は、理想と現実の違いにギャップを感じているかもしれないわけです。

形式上の就職ということとは別に、その人にとっての就職はどんな意味をもったイベントであったのだろうという点に意識を向けてみることも重要ではないでしょうか。

そして、そのことはその人の、その後の人生を豊かにして行ける何かを見つけることにも役立つのではないかと感じます。