過去の事について

過去に何か受け入れがたい出来事に直面していたり、ご自身にとってどうしても納得がいないことや後悔、悔しさなどを抱えながら普段の生活を送っている方もあると思います。

カウンセリングでは、そうした思いに焦点をあてることはあるのでしょうか。

それは、恋愛に関係することもあれば、受験や仕事に関わる事、家族への思い、誰かを亡くした思いかもしれません。

過去についてのカウンセリングについて

昔を思うカウンセラーの立場によっては積極的に過去を扱う人も多くいます。

それは一つの方法と言えます。

一方、余り過去に重きを置かないという立場のカウンセラーも多くいます。

どちらが正しいというものではないと思いますが、その時々に置いて対話の内容はいったり来たりすることも良くあることだと考えています。

カウンセリングの時間は自由に話題を選択できる時間

もし、過去の事に時間や労力を割いてみたいというご希望があるならばそれは尊重されるべきでしょう。

カウンセリングとは、形式的に決まった話を進める場所ではなく、どんな話も自由に表現いただける場とすることを目指す場です。

場合によっては、過去を扱わず、今を扱う中で過去への捉え方が変わっていくことさえあります。

逆に、無理にカウンセラーが過去の事を根掘り葉掘りは避けたい

過去の事がその方にとって重要な意味を持っていると感じる場合であっても、土足で踏み込むかのようにずけずけと踏み込んでいく態度は避けるべきと考えています。

今日はこのくらいにしておきたい、という場合もあるでしょう。或いは、次回これを中心に、という場合もあるでしょう。

そのペースは尊重されるべきと考えます。

参考:カウンセリングは自由にして保護された安全な空間を目指す

過去自体は変えられないが、受け止め方は変わることがある

何かの耐え難い出来事を経験した方にとって、それは消し去ってしまいたい記憶でさえあるでしょう。

カウンセリングの一つの展開として、過去の出来事への捉え方が変化するという事は経験しています。もちろんこれは決して簡単に言えることではありません。

急速に進むこともあれば、時間をかけることが望ましい場合もありこれらは一概には言えない事ばかりです。

話題も様々です。そのこと自体の話題が中心となることもあれば、現在の生活が充実することで過去への捉え方が変わることもあったり、半々で進んだり、その時々だったり。これはカウンセリングがそもそもそのような展開を示すことが多いもので、喪失感や後悔の念などをテーマとする場合でも同様の事が言えると思います。

色々と書いてみましたが、実際は人それぞれの展開がありますので上記の記述の限りではありません。