開かれた質問と閉じられた質問

人と話をしている際に質問を受けるという経験をすることと思いますが、その際に、何と答えていいものかわからない場合があります。

これはカウンセリングの場面の話ではなく、一般的なコミュニケーションの中で感じることなのですが、難しい質問を受けるとついつい沈黙が生じることさえあります。

開かれた質問、閉じられた質問

さて、質問の種類について多くの場合、「開かれた質問」、「閉じられた質問」という説明をはじめる専門家を見かけることがあります。

開かれた質問

どうですか?仰々しい感じのする名称ですが、開かれた質問とは、答え方は自由な形の質問のことを指します。

例えば、最近ちょうしはどう?などと質問された場合、ぼちぼちですとか、相変わらずですなどと、いろいろな答え方ができるわけです。つまり、答え方は、答える側の人にとってかなり自由であるということになります。

こうした質問の仕方は、ある状況ではかなり緊張感を和らげてくれることもあるでしょう。しかし、難しいテーマを考えている時などにこうした開かれた質問をされると、困ってしまうこともあることでしょう。例えば、誰々の主張に対して、君の意見を述べてくれないか?などと話をふられた場合には、答えることが難しくなってきます。

閉じられた質問の場合

逆に閉じられた質問では、最近調子はいい?という形になります。

この質問の仕方ですと、調子がいいのか、どうなのかということに対する答えを返すことになります。答え方としては、よくないです、とか、いいです。などということになります。(少し、開かれた質問との区別がつかないような例えになってしまいました。)

こちらの方が、選択肢が狭く、答えやすいようにも感じます。調子がいいのか、悪いのか、どちらかを選ぶだけでいいわけです。

わりきれないこともある

しかしながら、実生活では、そう簡単に割り切れないことばかりですし、開かれた質問であっても、いろいろなことを考えると、そんなに開かれた質問ではないようにも感じられてくるのです。本当のことを言えばいいというわけでもないことが、人間社会の難しいところなのです。特に日本ではということになるでしょうか。

このように、質問の答えに迷うときはいくつか考えられますが、漠然とした質問は、答えやすいようで答えにくい場合もあったり、逆にAかBの答えを出す場合も、案外難しいことがあるように思います。

例えば、会社の上司に、君の意見はAですか?と聞かれた際に、確かにAなのだが、Bと言った方がこの場は収まりがつきそうであるなどと感じ取ってしまった場合には尚更答えが複雑になるわけです。非常に難しいことだと思います。