会議で決まったことを平気で覆す人

多くの会社では会議が行われるものです。

その規模は、大きいものからミーティングサイズのものまで様々です。

会議不要論もささやかれるようになりましたが、それでも組織において会議は根強い行いであることに変わりはありません。

会議で決まったことを平気で覆す人とは

会議で何かが決定したとしても、その通りに物事が進むとは限らないようです。

いかに説得力のある会議資料を準備して臨んでも、聞いていないのであればどうにもなりません。

次のプロジェクトに懸けたAさん

Aさんは、上司から非常に責任の重い企画を任されようとしていました。

転勤を伴う上に、準備することも多く一度それがはじまってしまったら今の生活とはだいぶ違う環境になり、数年は戻れないかもしれないというような内容でした。

しかし、会社の命運がかかるその企画に、責任感を掻き立てられたAさんは、検討に検討を重ね、ついに身を粉にして打ち込むことを決意したのでした。

家族や友人に別れを済ませたAさんは、ひとしきりの準備を終えて、重要な会議に臨みました。

外部理事の一声

理事その会議には、普段滅多に顔を出さない外部理事も出席していました。

今回の件については専務より、理事には内諾を得ているとのことだったので、出席は形だけの物だろうと理解していました。

ところが会議が始まると急に、理事は経費削減を言い出したのでした。

思い切って今回の企画に手を挙げたAさんにとっては信じられない内容でした。

単身赴任先の家賃などの経費については、その業務の過酷さもあり、会社の方でおおよそ受け持つことになっていたのですが(それでも手を挙げる者はいなかったのです)、理事はそれは公私混同だと言い出したのです。

Aさんは、綿密な趣味レーションを何度も行っていました。

その趣味レーションならばなんとか生活もやり繰りでき、任務を果たせるだろうと想定していたのです。

しかし、ここにきて急に、経費が降りないという事態が発生してしまいました。

理事:君は、会社の経費を使って何をするつもりだったんだね! Aさん:・・・・。

Aさんは尊厳を傷つけられた

Aさんの決意とは、他のどの社員も決断できないような崇高なものとさえ呼べる決断でした。

それを公私混同などと言いだされては、お金にがめついと言われているように聞こえてしまいます。

Aさんは、内心憤慨し、ちゃぶ台をひっくり返したい思いでしたが、それでも堪えて単身旅立つのでした。

注文の嵐

赴任先では、Aさんが全ての裁量権を持つはずでしたが、それも覆され、理事やらその仲間から毎日のように、ああしろ、こうしろ、君にはどうせできないだろな、などとメールや電話がたくさん寄せられていました。

せっかく、粉骨砕身の精神で会社のために尽くそうとしたAさんでしたが、怒りに埋め尽くされてしまったのでした。

これって燃え尽き症候群?もご参照下さい。